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【御由緒】
 当宮、創始不詳ではあるが、大同年間(810頃)には「大歳神社」と称し、 御歳神を奉祀すると古記録に見える。その後、山城国石清水八幡宮より 応神天皇・神功皇后・玉依姫命の御神霊を勧請合祀され、石清水八幡宮 別宮、塩田八幡神社と称せられた。

 攝津国塩田庄なるこの地は、代鳥羽天皇(1103〜56)の院政期、后妃の 庄園ともなったが、保元3年(1158)には石清水八幡宮并に宿院極楽寺 領庄園となり、神宮寺としての体裁を成した。 延元元年(1336)には摂津国守護職赤松範資より社領寄進を得たが、 応仁の乱(1467〜77)により社殿その他の建造物を焼失。
明応8年(1499)に社殿を再興し、享禄元年(1528)には再度石清水八 幡宮より御宝体を拝受、奉斎し得た。 守護職赤松氏の尊崇は歴代篤く、戦陣に於いては常に当宮を祈願所とし、 寺社領のみに留まらず、梵鐘等の寄進も得、更には徳川幕府下、明暦3年(1657)には三田藩主九鬼隆昌よりの社殿再建寄進があり、九鬼家当主 代々よりの奉納、寄進が続いたものである。
 維新回転の業は当宮にも変革をもたらし、従前の神仏習合を改める目的 の神仏分離令(1868)により神宮寺が廃され、明治5年(1872)には村社 に列し、大正4年(1915)10月、神饌幣帛料供進神社の指定を受けた。 大正11年(1922)11月郷社に昇格、昭和38年(1963)、社名を「塩田八幡宮」と改称して現在に至る。


【御祭神】
応神天皇(おうじんてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)・御歳神(みとしのかみ)


【御神紋】
尾長左三つ巴


【御本殿】
現在の御本殿は、明暦3年(1657)三田藩主九鬼隆昌により、桧皮葺御所 棟三間社流造として再建されたものであり、棟札も現存するが、昭和58年 (1983)、御本殿・拝殿の大修築に伴い、銅板葺屋根と改めた。
 昭和31年(1956)再建三百年を記念し、拝殿・祝詞殿・神楽殿を新改築。 昭和43年(1968)には、明治維新百年記念として石造注連柱・国旗掲揚 塔を建設。昭和45年(1970)参集所新築。昭和49年(1974)、神札授与 所並びに神楽殿新築。昭和61年(1986)、参道石段改修。平成5年(1993)、拝殿前石垣改修等、幾多の増改築が見られる。

 平成14年(2002)9月18日夜半、不審火により参集所焼失。
拝殿・神饌所も 一部損傷。平成15年(2003)10月、参集所再建。拝殿・神饌所一部改修。 拝殿横に神酒所新築。
 御本殿は平成5年(1993)「神戸建築百選93」に、また平成9年(1997) には、御本殿及び御本殿棟札が神戸市指定文化財に選ばれた。

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